macOSにGitをインストールする
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はじめに
この記事はHomebrewを使ってGitを入れる方法になります。
まだHomebrewを入れていない場合は以下を参考にしてください。
MacにGitが存在するか確認する
- ターミナルで以下のコマンドを実行してデフォルトでGitが存在するか確認します。
Gitがなければ何も出力されません。
ターミナルwhich git
▼出力例
ターミナル# Gitが存在する場合の出力例 /usr/bin/git
- Gitが存在していたらバージョンを確認します。ターミナル
git version
▼出力例
ターミナル# 出力例 git version 2.24.3 (Apple Git-128)
Apple Git-xxxと書いてあるものはMacに標準で入っているGitです。
Gitをインストールする
- ターミナルで以下のコマンドを実行します。ターミナル
brew install git
- パスが通っているか確認するために以下のコマンドを実行します。ターミナル
git version
▼出力例
ターミナル# パスが通っていない時の出力例 git version 2.24.3 (Apple Git-128) # パスが通っている時の出力例 git version 2.24.3
Apple Git-xxxが返ってきた場合はパスが通っていないため、次にパスを通す作業を行います。
Gitのパスを通す
使用しているシェルの確認
- 使用しているシェルを確認するためにターミナルで以下のコマンドを実行します。ターミナル
echo $SHELL
▼出力例
ターミナル# zshを使用している場合の出力結果 /bin/zsh # bashを使用している場合の出力結果 /bin/bash
- Gitのインストールパスを確認する
出力されたパス(例:
/usr/bin/git
)はあとで使用するので控えておいてください。ターミナルwhich git
- 1で確認したシェルに対応する設定ファイルを編集します。操作方法が普段と異なりviエディタを使用します。慣れていないとミスをする可能性もあるので、ここからの作業は慎重に行ってください。
zshを使用している場合
- ターミナルで以下のコマンドを入力し、viエディタで.zshrcを開きます。ターミナル
vi ~/.zshrc
- iキーを押下して編集モードに入ります。
- ファイルの末尾に以下の記述を追加します。
/usr/bin/git
は先ほど控えておいたGitのインストールパスに置き換えてください。.zshrcexport PATH="/usr/bin/git:$PATH"
- Escキーを押したあと、
:wq
を入力し、Enterキーを押下して編集モードを終了して保存します。 - 以下のコマンドを実行して変更を適用します。ターミナル
source ~/.zshrc
bashを使用している場合
- ターミナルで以下のコマンドを入力し、viエディタで.bash_profileを開きます。ターミナル
vi ~/.bash_profile
- iキーを押下して編集モードに入ります。
- ファイルの末尾に以下の記述を追加します。
/usr/bin/git
は先ほど控えておいたGitのインストールパスに置き換えてください。.bash_profileexport PATH="/usr/bin/git:$PATH"
- Escキーを押したあと、
:wq
を入力し、Enterキーを押下して編集モードを終了して保存します。 - 以下のコマンドを実行して変更を適用します。.bash_profile
source ~/.bash_profile
使用しているGitの設定を確認する
最後にターミナルで以下のコマンドを実行してGitのバージョンを確認します。
ターミナル
git version
▼出力例
Apple Git-xxx
がついていなければOKです。
ターミナル
# 出力例
git version 2.24.3